#優しくなりたい
優しくなりたい
イラン人ってこんなにも親切なんだ。 来て数日しか経っていないけど、たくさんの優しさに触れ、そう思った。
中には、機関銃の模型を持って歩く少年がいたり、国内情勢や周辺地域への不満など、不安定な側面も見てとれたが、それ以上に国民性が素晴らしい。 イランに来てくれてありがとう。イランは好きかい。困ったことがあればここに連絡してきなさい。報道で植え付けられた中東地域のイメージからは想像できない優しさが、この国にはあった。
イランについた日のこと。
次に行く国、アゼルバイジャンのビザ取得のため、日本大使館とアゼルバイジャン領事館に行った。日本大使館の場所が分からずうろうろしていると、男性が声をかけてきた。 「移転したから連れていってあげる。」バイクで15分くらい移動すると、日本国旗が見えた。調べた住所と全然違う…。笑 感謝を伝えると、男性は嬉しそうに帰っていった。
大使館での用事を済ませ、次にアゼルバイジャン領事館まで向かうためタクシーに乗った。 彼の名前はアミーラ。車内でイランについて、いろいろと教えてくれた。
領事館を訪れると、時間内なのに今日はもうやっていないと言われた。諦めて帰ろうとすると、アミーラがそれを見ていてランチに誘ってくれた。 ペルシャ料理のレストラン。英語表記のメニューがないと、自分がなにを注文しているのか分からない。肉が食べたいことを伝え、あとはアミーラに任せる。 牛肉と野菜のステーキとごはん。めちゃウマ。 別れ際、困ったことがあればいつでも連絡してきてねって…優しさの塊。
そのあと一旦ホテルに帰り、荷物の整理をしていると、チャリのチェーンロックを忘れたことに気付く。近くのチャリ屋に行き、購入。
アゼルバイジャンまで行くことを伝えたら、困ったことがあればいつでもここにって、連絡先をくれた。
うーーーん…ペルシャ文字やっぱり読めない…
1日でたくさんの人に声をかけてもらい、それぞれの見返りを求めない親切心が嬉しかった。これからイランに2週間程度の滞在予定。その中で、どれだけの優しさに出会えるか楽しみだ。そして、その優しさに優しさで返したい。 今持っている日本らしいものと言えば…味噌汁しかない…。笑