＃トビリシ→エレバン ②
起きてキッチンへ行くと、豪華すぎる朝食が用意されていました。パン･チーズ･サラミ･サラダ･タルト･チョコレート菓子…これ朝食なん！？遠慮なく全部おいしくいただきました。朝食をこんなにがっついたのは久しぶりで幸せでした。
豪華な朝食でエネルギーをもらったので、さっさと準備を済ませ出発です。
Alaverdiには世界遺産の教会があるらしく、エレバンへ向かう前に見に行こう！そう思っていたんですが、チャリに乗ると次の街へ向かって漕いでいるという不思議…やっぱり建物には興味がないのでしょうか(´ｰ｀)⁉︎
せっかく近くまで来たなら行けばいいのに…って自分でも思います。でも、もういいやってなっちゃうんですよね。行けばよかったと本当に後悔したら、またいつか誰かと行こうかなと。
宿を出て、すぐに急な上り坂。しばらく登り、下った先に待っていたのは未舗装のガタガタ道。大きな岩やゴロツキの小石が転がっていました。まぁ長くても5kmぐらいやろって思ってたんですが、結局20kmぐらい続いていました。
2時間で行けると思っていたVanadzorという街には、結果5時間かかりました。この道通らない方がいいです！車もパンクしていたぐらいの悪路。笑
車輪が石に埋まるので、たまにしか漕ぐことが出来ず、手で押しても全然進まない。挙げ句の果てに、気づいた時にはリアキャリアのネジが2本消えているという悲劇。衝撃と振動に耐えられなかったのかな。
片方はとりあえず結束バンドで仮止め。もう片方は結束バンドが通らず、予備のネジもないので車の整備所を探すことに。全然街がないのと、あっても民家ばかりでネジを持っている人が見つかりません…困った困った（´-`）.｡oO
ようやく見つけたガソリンスタンドでネジをもらい、キャリア問題は解決。
あとはこの道と戦うだけ。Vanadzorまで行けば舗装された道になっていると信じ、漕いだり歩いたりを繰り返す。キレイに舗装された道は日本だと普通のこと。でも、これは国と土建屋さんのおかげなので、ちゃんと感謝しないとな〜って思いました。
やっとの思いでVanadzorに到着。街の入り口から道はキレイになってました。
よーし！ここを左に曲がってセバン湖方面へ…と思ったんですが、曲がった先に見えたのは未舗装の道。まじか∑(ﾟДﾟ)
道を見た瞬間心は折れ、セバン湖へ行くことは諦めました。笑
もう一つのキレイな道を無難に選び、舗装された道路の快適さに感動しながら漕ぎ進めていく。山の合間に沈んでいく夕日がとてもキレイで、牛や羊がのんびりと放牧されている光景は、1日の疲れを忘れるぐらいに心地よかったです。
暗くなる前に野宿ができそうな場所を探す。人もいない車しか通らない道に、ポツンとあった公園。死角になっていて人目もないし、ここで寝ることに。
あたりが真っ暗になった時、ふと空を見上げたら…満天の星空が！！人工的な明かりは周りに何もなく、本当にキレイに見えました。寝転んで流れ星を探すという贅沢な時間を過ごし、この日は就寝。
ガタガタ道はしんどかったけど、終わりがよければ気にしない。
明日にはエレバンに着きそうです。
2017/09/11 75.23km
