#バックパッカーやめました
考える
大学の時、友人と行ったアメリカ。この景色にとても感動した。
いつかまたこの感動を求めて世界を旅したい。
きっと僕の旅の原点・原動力はここからだと思う。
大学卒業後、地元の高校で講師として2年間働いた。その間も世界を旅したいという思いは消えることはなかった。でも、生きるためにはお金が必要で、働かなくてはいけない。仕事を辞めてまで旅をする必要があるのか。社会のレールの上に立って自問自答した結果、仕事を辞めた。
生徒たちには自分が旅する姿を見て欲しかった。誰かのためにこの旅をしているわけじゃないけれど、高校生という多感な時期の子達には伝えたい何かがあった。
旅をして1ヶ月。物足りない何かを感じていた。どこに行こうか、どうやって行くのかネットで検索し、観光地を巡った。
↓ブログを開設する前にパソコンにメモしていたこと。
やっぱりネットは偉大やな~と感心。
A→Bまでの移動方法と検索すると、丁寧に行き方のすべてを書いた日本人旅行者の記事が必ず出てくる。アクティビティとかも同様で、すべてのルートがすでに記事になってるんじゃないかって思う。海外で自分の身を守るためにも、人としていろんなことにおいても「知る」ことはめっちゃ大切。でも毎回毎回ネットばかりに頼るのもなんか違うと思う。何が言いたいかはよく分からないけど、情報の取捨選択って大事なことやな~って改めて感じた。
何が言いたいか今ならわかる。観光地(人工の建物)にあまり興味がなかったということ。歴史的背景は別として、行き方とか下調べすればする程、感動が薄いこと。そこで考える…僕は何を求めて旅に出たのか。
決断
旅の価値観は人それぞれに違う。
見たい景色はいくつかあるけれど、僕に必要なのは人との出会いだと気付いた。行った国の数でもなく、巡った観光地の数でもない。仕事を辞め、日本を離れ、旅に出たんだ。旅が終わったとき、自分が成長し、満足していればそれでいい。
ロングラックでたくさんの出会いがあった。ギター弾いて歌って稼ぐ旅スタイルのしんさん。ギター担いでチャリで旅するしんいちろうさん。9年チャリで旅して、一時帰国もしていないかずさん。どれも普通ではない旅模様。話を聞いていて感銘を受けた。
そして、気づいた時にはチャリが手元にあった。
バックパッカーやめました。
チャリダーはじめます。
きっかけをくれたしんいちろうさん・かずさんには感謝しかない。しんどいことしかないみたいだけど、とりあえず漕ぎ進めてみよう。2人が長い間、チャリで旅を続ける理由が知りたい。
しんさんが名付けてくれた、このデスメタルナオト(DMN)号。笑
しばらくの間、こいつと旅をする。
スタート地点はイラン。沈没したバンコクにまた必ず帰ってくると別れを告げ、いざフライト。